- 名だたる武士の心身を鍛えてきた木刀
強靭な肉体を手に入れるための男の鍛錬具
- 歴史に名を残す剣豪たちが鍛錬に用いてきた木刀。なかでも薩摩示現流の太刀を見本とし、江戸時代以降から作られるようになった都城木刀は、現在国内90%以上の生産量を誇る伝統工芸品でもあります。今回ご紹介するのは、打ち合い、素振りの実践用として最適な3種を厳選。一振りごとに筋肉の盛り上がりを実感し、肉体のみならず武士道精神をも鍛えることができる鍛錬具となるでしょう。
素振り鍛錬専用・強靭な腕と肩を作り出す
片手で振ると腕にはかなりの負荷がかかり、ミシミシと音が聞こえるよう。竹刀のように吟革仕組みの付いた前腕強化のための木刀で、剣道の試合の前に腕を馴らすために選手が使用することもある本格派。竹を圧縮して作られており、堅くコンパクトなため、鍛錬のみならず護身用としても使うことができます。
●サイズ(約)/長さ45cm、最大周囲22cm
●材質/竹、牛革、テトロン
●日本製
●重さ(約)/850g
850gという重さは振りごたえ十分。 都城木刀
薩摩示現流の太刀を見本にして江戸時代以降作られるようになったといわれ、明治の末に神陰流の太刀型を加味して反りのある今日の都城型の木刀になりました。材料には霧島山麓に豊富に自生するカシ、ビワ、イスノキなどが使われ、国内だけでなく欧米、ブラジルへも輸出されている伝統工芸品です。